お悩みくん毎日のヨーグルト代を節約したい!
お悩みくんヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトを種菌に、ずっと使い回しできるのでは?
自家製ヨーグルトは経済的ですが、毎回市販品を種菌として買うのはもったいないと感じるでしょう。自家製ヨーグルトを再利用する「継ぎ足し」は非常に魅力的です。
結論から言うと、 ヨーグルトメーカーの種菌使い回しは可能ですが、安全かつ美味しい品質を保てるのは2〜3回が限界です。回数を重ねると、乳酸菌の活性が低下し、雑菌が増殖するリスクが高まります。
この記事では、ヨーグルトメーカーでの種菌使い回しの「安全な回数」と、失敗を避けるための衛生的な継ぎ足し手順を徹底解説します。
賢くコストを抑え、安全で美味しい自家製ヨーグルトを作りましょう!
なぜヨーグルトメーカーの種菌使い回しは2〜3回が限界なのか?

ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトを種菌として利用する継ぎ足しには、衛生面と科学面で限界があります。
【最大の理由】雑菌の増殖リスクが高まる
家庭環境では、工場のような無菌状態を保てません。種菌を扱う回数が増えるほど、空気中の雑菌、調理器具、手などからの雑菌が混入する機会が増えます。
- リスク: 雑菌が乳酸菌よりも優勢になると、固まらない、異臭がする、変色するといった失敗につながります。
一般社団法人 日本乳業協会の公式サイトでも以下のように書かれています。
Q:ヨーグルトを手作りする時、何度も続けて作っても衛生面は大丈夫でしょうか?
A:手作りヨーグルトの材料となる牛乳は、中性で栄養分も多く開封後は微生物が繁殖しやすい食品です。工場でヨーグルトを製造するときには、清潔でよく整備された環境で乳酸菌は原料に添加されています。それと同等の作業をご家庭で行うのはなかなか困難です。
引用元:一般社団法人 日本乳業協会「乳と乳製品のQ&A」
乳酸菌の「活性」が低下する
継ぎ足しを重ねることで、以下のような問題が起こります。
- 菌の老化: 乳酸菌も増殖を繰り返すうちに活性が低下し、固まる力が弱まります。
- 酸味の増加: 作るたびに酸味が増し、味が落ちます。
- 菌の偏り: 優勢な一部の菌株だけが残り、市販品本来の多様な菌叢が失われ、品質が不安定になります。
メーカーの推奨回数
主要なヨーグルトメーカーや乳業メーカーも、安全のため2〜3回までの使い回しを推奨しています。
ヨーグルトメーカーでの種菌使い回し:安全な継ぎ足し手順
コスト削減効果を最大化するため、以下の衛生手順を徹底してください。
【最重要】「種菌」の取り分けと保存方法
種菌は「完成直後」が最も雑菌が少なく、新鮮です。
- 熱湯消毒: 密封できる小さな容器(ガラス製推奨)と、種菌を取り分けるスプーンを必ず熱湯消毒します。
- 完成直後に取り分け: ヨーグルトが固まったら、冷蔵庫に入れる前に、その場ですぐに清潔なスプーンで種菌(牛乳1Lに対し100g程度)を取り分け、密閉容器に入れます。
- 冷蔵保存: 冷蔵庫の奥(温度変化の少ない場所)に保管し、3日以内に次のヨーグルト作りに利用します。
継ぎ足し回数ごとの発酵時間の調整
使い回し回数を重ねるごとに、乳酸菌の力が弱まるため、発酵時間を長くする必要があります。
| 継ぎ足し回数 | 推奨時間(目安) | 理由 |
| 市販品(初回) | 7〜9時間 | 菌の活性が高い。 |
| 1回目の使い回し | 9〜10時間 | やや発酵力が低下。 |
| 2回目の使い回し | 10〜12時間 | 固まりにくい場合は、さらに延長。 |
| 3回目以降 | 12〜15時間 | 失敗率が高いため非推奨。 |
使い回しをやめるべきサイン
以下の状態が見られたら、安全のために新しい種菌に切り替えてください。
- 12時間以上発酵しても固まらない(限界サイン)
- 味や香りが明らかに変化した(酸味が強すぎる、苦味があるなど)
- 異臭や変色がある(雑菌が優勢になっている)
ヨーグルトメーカーの種菌使い回しリスクを回避する「粉末種菌」の選択
安全性と安定性を最優先するなら、粉末種菌の使用がおすすめです。
粉末種菌のメリット
- 衛生的: 個包装で乾燥しているため、雑菌混入リスクが極めて低い。
- 安定性: 毎回同じ品質のヨーグルトが作れ、特定の健康機能を持つ菌株を確実に摂取できる。
- 保存性: 冷蔵保存で長期間使い回しを気にせず保管できる。
コスト vs 安全性のバランス
粉末種菌は市販ヨーグルトより単価が高いことが多いですが、継ぎ足しによる失敗や衛生リスクを回避できるため、総合的な満足度は高くなります。
よくある質問:ヨーグルトメーカーの種菌使い回し
- 何回まで使い回せますか?
-
2〜3回が限度です。
安全性を考えると以下をおすすめします。
- 初心者:1〜2回まで
- 慣れた人:2〜3回まで
- 最大でも:3回まで
4回目以降は失敗率が高まります。
- R-1やLG21も使い回せますか?
-
可能ですが効果は保証できません。
機能性ヨーグルトの使い回しには注意が必要です。
注意点
- 特定の菌が減る可能性
- 健康効果が薄れる
- 他の菌が増える
- 同じ品質は再現不可
効果を期待するなら毎回新品を使いましょう。
- 飲むヨーグルトは種菌になりますか?
-
おすすめしません。
飲むヨーグルトには以下の問題があります。
不向きな理由
- 乳酸菌の数が少ない
- 固形化しにくい
- 添加物が多い
- 固形タイプより不安定
固形のプレーンヨーグルトを選んでください。
- 冷凍保存できますか?
-
種菌としては不向きです。
冷凍すると以下のようになります。
- 乳酸菌が死滅する
- 発酵力が落ちる
- 固まりにくい
- 食べる分には問題ない
種菌用は冷蔵保存しましょう。
まとめ:ヨーグルトメーカーの種菌使い回しは「計画的」に
ヨーグルトメーカーの種菌使い回しは、正しく行えばコスト削減に大きく貢献します。
安全な継ぎ足しチェックリスト
- 回数: 2〜3回を上限とする。
- 衛生: スプーン・容器は必ず熱湯消毒する。
- タイミング: ヨーグルト完成直後に種菌を取り分ける。
- 保存: 冷蔵庫で密閉保存し、3日以内に次のヨーグルトを作る。
少しでも異変を感じたら、迷わず新しい種菌に切り替えましょう。安全に美味しく、自家製ヨーグルト生活を楽しんでください。
再加熱を何度も繰り返す場合は、機種自体を見直した方が安定しやすいです。初心者向けのヨーグルトメーカーはこちらの記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。




